「雑貨屋」を「仕事」にするということ
2021/06/18
こんにちは!店主ユカです。
きょうは【「雑貨屋」を”仕事”にする】ということを綴りたいと思います。
憧れる方も多いはず!雑貨屋好きだから開業したい!
「好き」を”仕事”にする!
「好き」で生活できたら楽しそうですよね!
ただ、「頭に入れておいた方がいいよ」ってことをブログに綴ります…。
どなたかの参考になれば幸いです。。
「雑貨屋」はたのしい。でも…
「雑貨屋」はたのしいです。
たくさんのものがあって、実店舗なら実際に手を取って、「これカワイイ!」「へえ~こんなのあるんだ~便利だなあ」とか、たくさんの発見があったりして、たのしいですよね。
またディスプレイも凝っていたり、照明や棚がかわいかったり、雰囲気が大好きな方もいると思います。
でも、「買う」となるとまた違ってきますよね。
「カワイイけど私には価格が高い。。」
「カワイイけどいまの部屋に合わない。。」
「カワイイけど持つにはちょっと可愛すぎる…」
そんな経験ありませんか?
私はたくさんあります。
実際エルフェにある商品も、私からしたら「カワイイとは思っているけど、可愛いすぎて持てない」なんてものもたくさんあります。
「好きで仕入れて雑貨屋してるのにどうして?」と思う方もいるかもしれません。
「雑貨屋」を”仕事”にするって、「雑貨屋」を純粋に”自分が楽しむ”じゃダメなんです。
きっと、夢を描いて「雑貨屋」になりたい!と思う方はたくさんいると思います。
「自分の好きなものに囲まれて過ごせる」「かわいいものがいっぱいの空間で過ごせる」
もちろんメリットはたくさんあります。とても羨ましがられることもあります。
でも!待って!
私にとって「雑貨屋」って”仕事”なんです!
“仕事”って「生きるための手段」なんです。
つまり、「稼がないといけない」んです。
ということは、です。
「雑貨屋」を”仕事”にするのであれば、
「買う人がいないと生活が成り立たない」んです。
意外と盲点。
客観的に見ると気づけない。
「雑貨屋」を”仕事”にするということ。
それは、
お客さまが「買って」くれないといけないのです。
あくまでもゴールは「買う」なのです。
一見当たり前なのですが、このお客さまが「買う」という行為にシフトするまで、いろんなことをして、いろんな工夫をして、結果的に「買う」に至ってくれないと、「私の仕事=生活」は成り立ちません。
自分の「好き」だけを集めたお店はたしかに楽しいと思います。
でも前述したとおり、その「好き」を「ただ置く」だけで、果たしてお客さまの「買う」という行為に至ることができるのか。
そこがポイント!ただ仕入れて置くだけじゃダメ!
なんてこった!/(^o^)\ナンテコッタイ
自分の「好き」を買ってくれない訳ではない。
かといって、自分の「好き」がお客さまの「買う」という行為につながらないわけではないです。
もちろん努力次第で「買う」に至ることも多いです。
POPだったり、ディスプレイだったり、売り方だったり…
ときには苦手なことにもチャレンジしないといけないかもしれません。
そこまで楽しめるのであれば、「雑貨屋」いいと思います!!向いてます!!
自分が「好き」なものだけを集めて、「売る」ことができるのであれば、もう花丸。
なんなら「雑貨屋」開いたほうがいいです。
また、「自分の好きなものを買ってくれる人を集める」という手段もあります。
だから「専門店」は成り立ちます。
「ねこグッズ専門店」「かえるグッズ専門店」など特定の動物グッズを集めた専門店などはファンができやすく、「買う」という行為にいたるお客さまも多いと思います。
「雑貨屋」を開きたい!と考えている方は、どうしたら「買う」という行為を多く集めることができるか考えた方がいいです。
ただし、「専門店」を作るのであれば、そのファンの方たちに向けた「宣伝告知」が必要になりますよね。
ただお店をオープンしただけで、人って気づかないし、集まらないんです。
私は二店舗目をオープンしたときに思い知らされました。いまは閉店してます。
通りすがらないと気づけないし、ネットにあげたって、誰かが検索しないと気づかない。
そうなってくると、その宣伝告知の”仕事”が大変なこともあります。
もしかしたら軌道に乗るまでは「好き」なものをせっかく集めたのに、「買う」お客さま自体が来ない…なんてこともあります。
そうなってくると、ため息が出ちゃう。。
エルフェの場合
じゃあ私はどう生活してるのかって?
基本的に「カワイイ!」と思う商品を仕入れてます。
「売れなさそう」というものは仕入れてません。
ただですね。
国際通り時代はスタッフが複数名おり、担当スタッフが気に入ったものを相談しながら仕入れていたりしたため、私自身が「売る自信がない」ものも、実はたくさん残ってたりします。。
また、「国際通り」は観光地であり、現在ある「豊見城」とは客層がだいぶ違います。
商品自体は国際通り時代からそのまま引き継いでいるので、国際通りの客層に「売れる自信があった」ものでも、豊見城の客層に「売る自信がない」ものもたくさんあるのです…。
ぶっちゃけてるようですみません。でも事実です。
ただ、どんな商品も「売れる!」と思って開発されたものがほとんどですから、工夫次第で売れると思ってます。
そこはその「雑貨」と「自分」との相性が勝負になりますね。
私の「雑貨」に対する気持ちの変化と向き合い方
私は「雑貨が好き!」で、たまたまタイミングが合って、エルフェを引き継ぎました。
ただ、たしかに自分の好きな商品たちばかりでしたが、正直に言うと、私にはかわいさが「わからない」ものもありました。
まだまだ未熟者でわからないこともいっぱいあった私には、自分の意思に反することもたくさんありました。
だからこそ、こんな記事を書いているのかもしれません。
「好き」が「仕事」になる面がとても多かったです。
「好き」なものが「仕事」に変わっていく。
「好き」なものが「仕事=生きるための手段」になる。想像以上にしんどいものがありました。
だから、そういう面を踏まえた上で、「雑貨屋」を目指してほしいです。
「覚悟」みたいなものですかね。。
いまでも「仕事」と捉える場面がとっても多いです。
でも私はそう割り切って仕事してます。
もちろん「雑貨」はいまでも大好きです。
でも、私は「好き」だけじゃ生きていけませんでした。
この記事を書いて、自分自身気づいたこともたくさんありました(笑)
備忘録みたいになっちゃいましたが、参考になれば幸いです。
この記事を読んでもなお、「雑貨屋」を目指す方!応援してます!!!
がんばってください\(^o^)/!!
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